TEL 0155-66-6170

肝疾患(肝臓の病気)

日本肝臓学会専門医による肝疾患の専門診療

肝疾患専門診療について

当院では、日本肝臓学会専門医として肝疾患の専門診療を行っております。脂肪肝、ウイルス性肝炎、アルコール性肝疾患、肝硬変など、さまざまな肝臓疾患に対して適切な診断と治療を提供いたします。

肝疾患は症状が現れにくく、気づかないうちに進行することが多い疾患です。早期発見・早期治療により重篤な合併症を予防できますので、お気軽にご相談ください。

こんな方はご相談ください

  • 健康診断で肝機能異常を指摘された方
  • 家族に肝疾患の方がいらっしゃる方
  • お酒をよく飲まれる方
  • 体重増加や肥満が気になる方
  • 疲れやすさや体調不良が続く方

C型肝炎

C型肝炎は、C型肝炎ウイルス(HCV)による肝臓の炎症です。日本では90〜130万人の感染者がいるとされていますが、約7割の方が感染に気づいていないとされています。慢性化しやすく、肝硬変や肝がんの原因となる重要な疾患です。

FEATURE

C型肝炎の特徴

1989年に発見されたウイルスで、血液を介して感染します。感染後約70%の方が慢性化し、C型慢性肝炎を発症します。現在では治療技術が大幅に進歩し、内服薬のみで90%以上の方が完治可能となっています。

ROUTE

感染経路

  • 過去の医療行為:1992年以前の輸血や血液製剤
  • 現在問題となる経路:不衛生なピアシングや入れ墨
  • 注意:性交渉や母子感染はまれで、日常生活での感染リスクは低い
TREATMENT

治療法

DAA(直接作用型抗ウイルス薬)治療により、以下の優れた成果が期待できます。

  • 高い治癒率:90%以上でウイルス完全排除
  • 内服のみ:注射は不要
  • 短期間:8〜12週間の治療
  • 副作用少:従来治療に比べ大幅に軽減

B型肝炎

B型肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)による肝臓の炎症です。感染経路や病態がC型肝炎とは異なり、急性肝炎から慢性肝炎まで様々な病態を示します。適切な治療により病気の進行を抑制できます。

ROUTE

感染経路

  • 垂直感染(母子感染):最も多い感染経路。現在はワクチン接種により予防可能です。
  • 水平感染:血液・体液を介した感染。性交渉、血液製剤、医療器具等による感染。
TREATMENT

病態と治療

  • 急性B型肝炎:成人期の感染では多くが急性肝炎となり、90%以上が自然治癒します。
  • 慢性B型肝炎:主に母子感染による場合に慢性化。核酸アナログ製剤による治療でウイルス増殖を抑制します。

脂肪肝・代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)

脂肪肝は、肝臓に過剰な脂肪が蓄積した状態です。生活習慣病の一つとして位置づけられ、近年急激に増加しています。人間ドック受検者の20〜30%に脂肪肝が認められるとされています。

CLASSIFICATION

脂肪肝の分類

脂肪肝は脂肪性肝疾患(SLD)と総称され、そのうちお酒が原因ではないものは次の2つに分かれます。

  • 単純性脂肪肝:脂肪がたまっているだけ(軽度)
  • MASH(代謝機能障害関連脂肪肝炎):炎症・細胞の破壊がある(進行型)
CAUSE

主な原因

  • 過食・高カロリー摂取
  • 運動不足・座りがちな生活
  • 肥満・内臓脂肪蓄積
  • 2型糖尿病、脂質異常症、高血圧
CARE

治療・生活習慣改善

  • 食事療法:適正カロリー摂取、糖質制限
  • 運動療法:有酸素運動 週150分以上
  • 体重管理:3〜6ヶ月で体重の5〜10%減量
  • 薬物療法:必要に応じて注射剤や内服薬など

当院の脂肪量評価について

最新の腹部エコー(CANON Aplio go)のAttenuation Imaging(ATI)により、肝臓の脂肪量を数値として可視化できます。非侵襲で再現性が高く、治療経過の評価にも有用です。

その他の肝疾患

アルコール性肝疾患

長期間の過度の飲酒により引き起こされる肝疾患です。男性で日本酒換算3合以上/日、女性で2合以上/日の常習飲酒が危険とされています。

治療:断酒・節酒が最も重要です。栄養療法、肝庇護療法を併用します。

肝硬変

慢性的な肝障害により肝臓が線維化し、硬くなった状態です。肝機能が著しく低下し、様々な合併症を引き起こします。

主な合併症:肝がん、食道・胃静脈瘤、腹水・浮腫、肝性脳症
管理:定期的なフォローアップと合併症の予防・治療が重要です。

肝機能の数値が気になる方へ

外来は予約不要です。健診結果をお持ちのうえ、診療時間内にご来院ください。